中国では竹の葉や笹の葉は薬理作用があるとして、古くから「神農本草経」「本草綱目」などの生薬のバイブルに掲載され、薬効がある生薬として使われてきた。「神農本草経」には竹葉(チクヨウ)として掲載され、「本草綱目」には箬(ジャク)として掲載されている。中国では竹の葉も笹の葉も区別されておらず、竹葉、笹は同じものとして扱われている。ちなみに箬とは日本語の笹のことであり、日本で使う「笹」という字は「国字」で日本人が作った漢字にはない文字である。
自然界に存在するものは、人間も含めて本来完全な存在であり、完成形である。生と死を含めて、すべてのことを在るがままに受け入れ、自然と調和して一体になることが生の本来ある姿である。
すべての食べ物は栄養である前に、一つの完成された命である。人間を含めた地球上の命は、動物、植物をはじめ菌類も含めた命を自分の命に取り込み、環境と循環させることによって、ホメオスタシスを保ち、命を保ち、子孫と未来に引き継いでいく。
人間は主に飲食によって、他の生き物から生命エネルギーである「気」を引き継ぎ、自分の生命エネルギーレベルを保っている。しかし、生命エネルギー「気」を取り入れる手段は、飲食物だけではない。環境すべてのものは生命エネルギー「気」を蓄えており、私たちは自然にこれらを受け入れて、生命エネルギーである「気」を循環させている。これを意識して行うのが気功である。
食べ物にも「気」が満ちたものと、そうではないものがある。鮮度が高い、動植物は「気」が満ちているが、鮮度が落ちるに従って栄養価だけではなく、生命エネルギーである「気」が失われていく。また天然のもの、野生のものは生命エネルギーレベルが高く、養殖されたもの、栽培されたものは生命エネルギーレベルが低い。冷凍や冷蔵して見かけ上の鮮度が高く、栄養価が保たれていたとしても、生命エネルギーレベルは日に日に低下している。
近年の医療技術の発展は目覚ましく、毎年のように画期的な新薬が生み出されています。しかし病気は増え続けて、いまや医療費や介護にかかわる費用が国家の財政を破綻させようとしています。いったいこれは何故なのか?
一つには平均余命が伸び、検査技術や診断技術が発達したことで、病気の発見が増えたことがあります。しかし、どうもこれだけでは説明がつきません。人間の環境破壊がトリガーになった世界的な感染症の蔓延もありますが、これを除外しても病気は加速度的に増え続けています。
この問題の本質は、私たち自身の体の抵抗性や自然治癒力の低下にあると考えざるを得ません。自然から遠く離れた人間は生命エネルギーレベルが低下して、本来持っていたはずの抵抗力や自然治癒力を失いつつあるのです。人間を含めた生命は徹底的に省エネにできています。例えば、筋肉は使わないと体は余分なものとして筋肉をどんどん減らしてしまいます。骨も運動したり歩かなかったりすると、必要ないと判断して骨はスカスカになってしまいます。これと同じで便利で快適な街に住んで、生命エネルギーレベルの低い食べ物を摂っていると、しないうちに抵抗力や自然治癒力抵抗して、特に不定愁訴や慢性病が増え、心の安定を欠いて精神疾患も増えてしまいます。
日本には古来より「キヨメ」と「ケガレ」という対立概念があります。じつはこれらは生命エネルギーである「気」と密接に関係しています。「キヨメ」は今では「清め」とあらわされることが多いですが、本来は「気与め(キヨメ)」が語源です。つまり「気を与える」または「気を与えられた状態」を指します。一方「ケガレ」は今では「穢れ(ケガレ)」と表され、汚穢(おわい)つまり不浄、汚いものという意味を持たされていますが、本来は「気枯れ(ケガレ)」が語源です。つまり生命エネルギーである「気」が枯れて失われた状態を指します。
仙人が実在したかどうかはともかく、「仙人は霞を食べて生きている」というのが通説です。つまり高山のほとんど食べ物もなさそうなところに長く住んでいて、信じられないほど長命であることから、そのように言われてきたのかもしれません。しかし最近有力な説が現れました。仙人が食べていたのは笹の実ではなかったか?というものです。笹は高山に自生するイネ科の植物で、花が咲くと後に小さな米粒のような実がなります。笹の花が咲くのは60年に一度ともいわれますが、これは全面開花のことで、部分開花は結構頻繁に起こります。保存ができますし、笹の実は大変精が強く、生命エネルギーが凝縮されているともいわれています。仙人はこれを食べることによって、食べ物がなにもなさそうな高山で、信じられないほどの長寿を全うしたのかもしれません。
ササヘルスの原料であるクマ笹は、ササヘルスの原料となるために生まれてきたのではない、それは私たち人間と同様、地球上に誕生した奇跡であり、唯一の尊い命である。クマ笹は高山に自生し、厳しい冬にも枯れずに繁茂する植物であり、生命エネルギーレベルの高い植物です。この命の持つ生命エネルギーを戴き、人間の生命エネルギー、つまり「気」のレベルを上げることで、失われた自然治癒力や活力を復活させることが期待されます。
生命体は38億年前に地球を母として生まれたとされています。その時生まれたたった一つの生命の種から、ウィルスも含めた地球上のすべての生命が分化しました。私たち人間を含めてすべての生命体は、地球から生まれ、今でも地球の一部なのです。このため環境(地球)と私たちは常に相互作用をもっており、一体の存在といえます。
「身土不二(しんどふじ)」とは東洋哲学(漢方)の考え方で、「身」つまり身体と、「土」つまり環境(地球)は「不二」つまり二つではなく、一体のものであるという意味です。このため、命をよりよく養うためには生活している身近な環境で、旬つまり視線の季節の中で採れたものを食べるのが良いとされています。遠い外国で採れたものを食べたり、寒い腑腑に熱帯で採れたものを食べたりすると、身体や精神に歪ができて、生命活動が低下するとされます。ここでいう「身近」とは大体生活圏から半径50km程度といわれています。
大和生物研究所は、これまで述べてきた哲学や考え方をもとにササヘルスをはじめとする製品を開発、製造しています。その際に大事にしているのが「品質ポリシー」です。
●最高の原料
笹の国である日本では山岳地帯に入ればいたるところに笹を見ることができます。北海道などでは平地にも多くの笹が繁茂しています。これらは一般に「ササ」または「クマザサ」「シノ」などと呼ばれています。これらの呼称は俗称といわれるもので、竹よりは背丈が低くて、比較的葉が大きいものを指す伝統的、民間的な名前です。実はこれらには数十種類の「種」が含まれていて、植物学的には異なるものです。
ササヘルスの原料としてつかえる「種」はクマイザサ、チマキザサ、チシマザサとそれらの近縁種に限られます。さらに医薬品の原料として使われる「最高の原料」はこの中のごく限られた産地、地域、エリアから採集されたもので、それらからさらに選りすぐったものだけがササヘルスの原料として使われます。多くは登山道から遠く離れた深山に眠っており、採集は極めて困難な貴重なものです。
●最高の技術
創業者の大泉和也は前身であり自らが開発した「サンクロン」に改良に改良を加えて、新次元のクマ笹の医薬品「ササヘルス」を開発しました。「サンクロン」で使われていた葉緑素を銅イオンで安定化する方法を、不可能といわれた鉄イオンで置換する方法を開発して、製品化に成功しました。有機溶媒系(アセトン、エーテル類等)を用いて、精製した葉緑素を鉄イオンで置換できても、フェノール類が多い植物エキスの状態で鉄イオンで置換するのは不可能といわていていました、これらの技術は確立され製品に活かされています。この技術を持っているのは今でも、世界で大和生物研究所だけです。
葉緑素を鉄イオンで置換して「鉄クロロフィリン」とすることで、重金属である銅を使わず、必須ミネラルである鉄を使うことで安全性が高まり、幼児からお年寄りまで安心して毎日服用できるようになりました。さらに葉緑素の中心に鉄イオンを配位させることで、人間の血液中の赤血球の本体である血色素(ヘム)に近似の構造を持つことになり、高い生理活性を獲得しています。
また、製造工程にイオン交換樹脂を用いることで、化学薬品を使わずにpH調整する新しい方法を導入しています。このことにより、葉緑素以外の多糖体やリグニン、その他の笹の成分を余すところなく製品に活かすことができています。
●最高の品質
深山に自生するクマ笹の高い生命エネルギー「気」を余すところなく製品に活かすのが大和生物研究所の品質ポリシーの基本です。「何も足さない、何も引かない」クマ笹の強い命によって、自分の命を養う。創業者大泉和也の「最高のクマ笹を、生きたまま瓶詰にする」という製材哲学は今も生きています。
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