江戸時代から薬問屋で知られる東京都の日本橋本町は、現在でも製薬会社の本社・支社などが集まる薬の町です。その一角に、医薬の租神と言われる「大穴牟遅神(おおなむちのかみ)」と「少名毘古那神(すくなひこなのかみ)」が祀られた薬祖神社があり、10月14日に無病息災を祈る薬祖神祭が執り行われます。
同祭は明治41年（1908年）東京薬種貿易商同業組（(薬貿協会の前身、現公益社団法人東京薬事協会)が五條天神社から薬祖神の御霊を迎え、11月22日、23日の両日、日本橋本町において大祭を行ったのをきっかけとし、以後、隔年に大祭を執行してきました。
一般参拝は午後3時30分から6時30分の間に行い、参拝者へ「おみき」や「おしるこ」が振舞われます。ご興味のある方は是非遊びに行ってみてください！

※薬祖神祭は、日本橋「福徳の森」の中にある薬祖神社新社殿にて執り行われます